“双拳の密なるは雨の如き、脆快なること一挂鞭の如し”といわれるように一気呵成に快速に拳を連打し繰り出すのが特徴である。その発勁は迅速強猛である。別名「八閃翻」とも言われる。近年になって呑吐開合等の通備門の身法を取り入られることにより馬家の翻子拳は、発勁がより強大になって凶猛となり、日本では最強だと言われている八極拳と双璧をなす強打の中国拳法とされている。

<翻子拳伝承>

第一代:趙老セン(火+山)

第二代:段老緒

第三代:徐兆熊

第四代:赤β鳴九、程東閣、胡奉三、馬鳳図

第五代:馬賢達

第六代:小林正典

翻子拳の主な套路や招法

・健宗翻

・萃八翻

・站トウ翻

・軽手翻

・一字翻

・八閃十二翻

 などの套路の他に、24手の馬家翻子拳独自の単式打法がある。

萃八翻 八翻打

身体を緩めきって、大開大合の身法を用い拳をあたかも雨あられの如く連続的に打ち出す。

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