この度、当会のホームページをご覧いただき、ご挨拶を申し上げます。
昨今のカンフー映画などのブームにより、中国武術を志す若者が大変多く非常に喜ばしいことと存じます。しかしながら、既存の中国武術の中には「武術を指導する」という触れ込みで教室や道場を開いているにも係わらず「秘伝だといたずらに持ち上げて、嘘やハッタリで進めており、武術雑誌に紹介されているところでも中にはこんな有様。他でもただ漠然とみんなで型を繰り返す練習ばかりや、理屈っぽい話ばかり聞かされる所が目立ち、生徒にとって上達するための大切な知識をほとんど教えてもらえない」という、不満だらけの状況であると聞きます。
これでは日本では良い武術愛好者が育つわけがありません。
このような状況で、「これでは中国武術の恥だ」と、奮起いたしまして普及に努めている次第です。
「武術ができると、かっこいいから」とか「女性にもてそうだから」と最初はそんな動機でも良いかと思います。ウチに通われているみなさんも最初はそんな動機でしたから。
私は長年の武術修行によって、優れた師から正伝とされる武術を受け継ぎ、日本での普及責任者まで任命され今日まで至ることができました。これは皆様のお陰はもちろんのことですが、優れた師につき最上質の武術を正しいカリキュラムに従って練習してきた結果からであります。
しかしながら、武術というのは大変奥が深く、練習すればするほどその奥深さと真理に感銘していくものです。1ヶ月やそこらで出来ると思ったら大間違いであります。
現在伝わっている中国武術の多くが競技化を目指した套路(型)練習が中心であり、動きの美しさを追求するあまり本質を失った武術に成り下がっています。
本来の中国武術とは、套路(型)・招法(実戦技法)・散手(フルコンタクトによる徒手による技撃)・短長兵(武器による技撃)・気功、以上の5つが揃って初めて正しいと言えるのですが、しかし基本的には私が想定する実戦とはルールのある『競技』や一対一の素手格闘ではなく、あらゆるノ―ルールでの乗り越えられる厳しい状況を指します。その『心技体』を目指す練習です。
実戦において、自己の全ての能力を最大限発揮する身体操作をできるにはどのようにすればできるのか?またどのようにしたら相手の攻撃を無力化が図れるのか?・・・探れば探るほど興味の尽きない問題ではありますが、その答えはやはり『武学』だと言えます。
これからの世の中は以前とは違い本物が残る時代となったのです。当会の指導する武術がもしいい加減なものであるとしたなら、当然なくなるべきだと私自身はそう考えています。それがこれからの世の中のためだからです。
ただ、最近は本物志向の人が増えつつの世の中に実際はなっており、地方や遠方から当会で学びたいという人たちがわざわざ習いに来られ、今では全国各地から当会のもとに集結しつつの状態になってきています。全国から多くの愛好家たちから当会で練習している武術を支持してくれるという現状は、私自身が身が引き締まる思いであり、大変光栄であると感じています。
当会で練習するだけでも「中国伝統武術の優れたカリキュラムに触れることによって、自分を高めることができる」という点ではすばらしい効果があるものと自画自賛であります。
私は長年、世界中を飛び回りながら各派各流派の達人と名人を訪ねて修行し研究してきた中で、実戦の中での技の使い方と身体操作の有り様を掘り下げ研究してまいりました。
当会では先人からの技術を大事にしつつ、自由な動きができるように、中国にも負けない本場レベルの武術をより多くを経験して貰うように指導しています。近場に住まれている方もお気軽に練習にお越しください。
私も他の講師たちも最初は今の貴方と同じようにまったくのゼロの状態でした。師事しながら試行錯誤を重ねていき今日まできました。その経験から得た練習体系を明確に指導しています。
今、このホームページを見てくださっている方、一度私たちの武術を体感してみませんか。運動不足の方でも正しく練習していけば2、3年ぐらいで十分自信のある自分になれるはずです。
武学に基づき己の身体操作と技と己を磨くための総合武術護身術道場である当会では門戸を広げて皆様の入門をお待ちしております。>>入会案内はこちら