2012年10月 千葉で合宿をしました!

レポート/日本馬氏通備武術協会東京本部日曜クラスのみなさん

2012年10月11日、12日両日に千葉でおこなわれた合宿の模様を紹介します。

今回の合宿での練習は内容が濃いものとなりました!

小林正典老師は中国武術最高峰・馬賢達老師(最高段位9段)の高弟であり、日本で唯一馬老師から認められた通備武術を代表とする師範です。その師範から今回合宿でご指導いただきました。

16時から開始された合宿は、まずは基本練習から始まりました。基本練習ですので形は普段と同じですが、、、さすが合宿。練習時間とスペースがたっぷりある分、運動量が倍増していました。足技中心の基本動作はいずれも全身運動であり、かなりハードでしたが、先輩方が黙々と動き続けておられたので、必死でついて行きました。

基本練習の後は双手刀グループと初心者グループに分かれての練習となりました。双手刀は通備武術では秘伝であり一般練習では習うことができないものですが、今回は合宿と言うことで特別に教えていただけることになりました。限られた時間で何とか身に染みこませようと、私自身はもちろん先輩方の緊張感が漂う中で練習が進み、張りつめた空気の中、夕方の練習時間はあっという間に過ぎてしまいました。

動いた後は夕食の時間となりました。

練習中とはうって変わって冗談と笑いばかりが飛び交う夕食となりました。

中には参加された人の中で「○○さんは武術をやっているので彼女は作らないようにされているそうですよ」という話になると、

小林師範から「そんなセコイ考えをしているから強くなれないわけだ」と一蹴されました。

さらには「武術をやっているからといって、恋人を作ってはいけないという法律はあるのか?……こういう人間は狭い世界観を自分で決め付けておいて、やらなくてすむことばかり考えたり探しているわけ。武術の先人の諺には“武術を上達したければ自分だけでなく他人に対してもきちんと良くしろ”というのがある。女性に対しても皆人間同じだよ」

「昔の日本は謙遜や恥じらいというものが美徳であったと思うが、そんなレベルではないわけだな……。今の日本の若い男連中は女のコを積極的にデートに誘いもせずに、気がつけば30代で童貞という男が増えてきたと聞く。これはインターネットやフェイスブック、パソコンゲームばかりやっていて、肌と肌のコンタクトを避けるようになってきた。そして自分で体を動かして行動し何かを得ることをしなくなってきた。健康的じゃないよね。そんな狭い世界観と同じ感覚で武術を練習する人間は駄目だな。人生は短いんだから、好きな女のコには積極的にアタックするべきだよ。オレなんて、女のコからのアプローチをずいぶん断ってきたもんだ。軽いジョークだけどね(笑)。若い人たちは、もっと練習会場で私の動きを体感してアグレッシブに生きてほしいね!」とまで言われる始末。

小林師範との楽しいコミュニケーションとこの類の料理を前にすれば、普通ならここで一杯、、といくところですが、この日は休む時間も惜しいとばかりに、夕食後も体育館に戻って練習です!たっぷりと汗をかいた後は大浴場でゆっくりと汗を流して早めに床につき、明日の練習に備えました。

合宿2日目の午前中の練習は再び基本練習からスタートですが、普段の練習では見られない動作、用法も習うことができました。起伏が激しい身体伸縮運動だけでなく、かなり瞬発力を要する動きもあり、昨日に増してハードな練習でしたが、通備門に伝わる武術では力強さと同時にスピード、手数が要求されることを改めて知ることが出来ました。一段落したところで、昨日に続いて双手刀グループと基本拳路・通備弾腿グループに分かれての練習となりました。小林師範は2つのグループを行き来しながら、馬英図が苗刀を引っさげた大刀隊100人を率いて旧日本軍と戦争して暴れて大活躍をした、などの双手刀にまつわるエピソードを交えながら丁寧に具体的な用法を教えて下さいました。

今回は平日開催であったので、参加者の人数が少なかったこともありましたが、参加者全員が自分で復習できるところは時間の許す限り復習していました。東京から電車で2時間という距離、しかも平日にもかかわらず参加した皆様は、流石に気合いの入り方が違いました。

今回、多くの貴重な技術をご教授下さった小林師範に心からお礼申し上げますとともに、学習した内容を忘れることなく、今後も研鑽を積んでいきたいと思います。

中国武術の奥義を修得をした武術家たちが、教えたくない! 戦闘のノウハウまでなぜ今まで日本ではほとんどがしられていないのか?

小林師範が実に明快に示してくれました。練習内容は以下のとおり。

練習風景

基本蹴り動作@

こうした基本蹴り動作を練習していくことにより我々の武術の正しい蹴りの動きを理解していきます。

基本蹴り動作A

お笑い系の人も参加されていましたが、練習の時はとても真剣でした。

基本蹴り動作B

戳脚の蹴りの動きが多く見られます。

基本蹴り動作C

戳脚には鋭い低い蹴り技も多く見られます。

基本蹴り動作D

戳脚の蹴りの動きが多く見られます。

八極拳の金剛八式をおこなっているところです。

馬家は回族(イスラム教徒)のため、仏教用語である『金剛』は使わず、 正式には剛功八式と呼んでいる。

民国初期に中国武術最大最強と言われていた武術組織「中華武士会」において教練を務めていた馬鳳図と神槍・李書文は李瑞東と交流を重ね、李瑞東から少林拳の金剛八式を伝授されたということだが、李瑞東の形意拳が八極拳の力の出し方が似ているということで、技術交換の一環として金剛八式を伝授をされたのが真相だそうである。

通備門は八極、劈掛、翻子、戳脚といった各門派の基本動作を練習していくのでバリエーションが豊富です。

対練練習です。

実戦性と集中力を身につけていきます。

起式です

拳路をおこなう際には、こうした起式をおこない気沈丹田をおこなってから練習をおこないます。

皆さんで基本拳路・通備弾腿をおこなっているところ。

正しい基本動作や拳理を理解していくことにより上達していきます。

神槍・李書文はかつて黄四海から八極拳を学んでいたが、基礎不足だということで、羅瞳八極拳宗家である張景星の紹介により、通備劈掛拳の黄林彪から通備弾腿を学習して大成した。

武術をはじめて間もない方も今回の合宿に参加され頑張りました。

武術に対する情熱は初心者だろうと古い人だろうと関係はありません!平日に開催された合宿ですので、会社を休んでまで参加された人たちばかりでした。

今回は双手刀法(苗刀)を練習しました。

双手刀法は中国沿岸地域で暴れていた倭寇(日本人)から中国へ伝わったものであり、その刀法は日本刀法と類似しているものが多くある。

通備門では正式名称を『双手刀法』いい、南京中央国術館から広く伝わりました。

南京中央国術館から広く伝わった苗刀は、馬英図と郭長生が編成したものであり、表演と軍隊が練習するためといったような傾向が強いですが、通備門に伝わってきた双手刀法とは異なります。

通備門に伝わってきた双手刀法は武術的要素が強く、身法の動きによる爆発力や滾勁といったラセンの動きを強調しているのが特徴です。

振り降ろしてきた相手の攻撃を一瞬にして弾き飛ばし斬りつける!!

「滾勁」を用いて打ってきた刀を弾き飛ばし、一瞬にして中心線を取りながら手首を切り降ろす技法である。

決して刃と刃がぶつかり合うようなものではありません。現在剣道のような竹刀で叩き合うような練習では実戦の斬り合いでは役に立ちません!

通備門の双手刀法の動作は、以上のように『呑吐開合』『起伏捻転』といった身法動作を用いながら身体の伸縮と捻りを最大限に活かし爆発力により相手に切りつけるのだ。

※練習では居合いで使うものより大きい太刀を使いますが、受手の安全面を考慮し用法説明では居合刀を使用されたとのこと。

実戦の時は、必ず相手と対峙するのは言うまでもない。相手との間合い、そしてさらに相手と向かい合った時の中心線を取るのが重要となる。拳法や槍術だけでなく刀法でも特にそれが大切になる。ようするに相手の攻撃の力点の角度を自分から外して自分が中心をとりながら攻撃に転じたら良いわけである。それには刀法だけでなく身法や歩法といった動きも密接な関係がある。

これらの動きが一つになることにより、通備門では刀法だけでなく、八極、劈掛、翻子、戳脚といった各門派の武術においても一触即発の爆発力や快速連打のよる強打を繰り出すことができるようになるというのである。

「そんなのができるのだろうか?」と思う人もおられるかもしれないが、そのちょっとした方法の原理さえわかれば、槍術だけでなく、他の武器、拳法にも応用させ活かすことができ、例えば強打の攻撃でも、鋭利なナイフで襲われても、自分に向かってくる力点方向を利用し外しさえすれば、相手の攻撃を無力化させ反撃をすることができるのだ。それを成功させるには身法や手法、歩法等沢山方法がある。少し話題がそれてしまうが、これが応用できたら、頭上から棒を振り下ろして来た場合でも、敵を前のめりに崩して制御することができる。これは正統に武術を修得した老師から指導を受けて明快にこういった原理を知ることにより理解することが可能となるのだ。

日本の中国武術ではまだフルコンスタイルで戦う相手とどう戦えばいいのか?と対策をあれこれ悩んでいる愛好家がまだ多と聞くが、このアップライトに構えた相手の攻撃できる方向を自分から外すようにして中心をとって攻撃すれば(ここでは詳しい内容は述べない)、相手が左右に両手を開いて構えてくれた分難なく対応ができるのである。

よって通備門の実戦技術ではこのような技術も備わっており、重視する。

意拳などといった門派は"用意不用力"を重視するが、当会の実戦練習では神経の反応による本能を磨く練習をとても重視するのだ!!

馬鳳図と苗刀

馬賢達老師の父。西北軍軍閥総司令である馮玉祥将軍の重鎮であった当時の馬鳳図も南京中央国術館の創立にあたって発起人の一人となったが、南京中央国術館設立当時、西北軍の重鎮であった馬鳳図は公の場から離れることができず、弟・馬英図を南京へ差し向けた。

馬英図は兄・馬鳳図の期待に背かず、中央国術館を設立する際に政府が優秀な武術家を見つけ出し、教師として採用する為に開催した試合である「第一次全国国術考試(考試とは試験の意味)」の散打部門と撃剣部門、長兵器部門(槍)において優勝した。 それにより中央国術館の教師となり、八極拳を正科として指導した。そして同じ滄州出身の武術家・郭長生と一緒に苗刀の套路を編成した。何故通備門には双手刀法があるのに、敢えて南京中央国術館に伝えなかったのは、通備門に伝わる双手刀法は秘伝に属するものであるから、世に伝えないように馬鳳図が馬英図に厳命したからである。

従って馬家に伝わる双手刀法と南京中央国術館から世に出た苗刀は異なる。

南京中央国術館から出た苗刀は軍隊訓練のためと表演系に近いものだが、通備武術に伝わるものは実技及び身法による爆発力の色合いが強い。

南京中央国術館館長 張之江(1882−1966)

馬鳳図と供に馮玉祥将軍の配下の軍人・政治家。「五虎将」の中の一人。六合八法拳の門人としても知られている。

南京中央国術館館長を務めた。軍事や政治の第一線からは遠ざかり、政治的立場においても馮玉祥、蒋介石の両者から距離をとった。中華人民共和国建国後も中国大陸に留まった。

諸外国から圧力を受けていた当時の中国大陸は富国強兵が急務となり国家で優れた武術家を育成するために、南京中央国術館は1928年に本格的な活動をはじめる。教習学科は少林門と武当門の二学科が設立されていた。

馬鳳図の代わりに南京へ赴いた馬英図はその期待に応え、全国から優れた各門派の武術家が多く集まった南京中央国術館の教師の中で実力は随一と見なされ、教師だけでなく第二科科長を務めた。最盛期には中国全土に分館を設立した。日中戦争が激化して南京が陥落した後も、本部を内陸の四川省重慶市に移して存続していた。

馬英図が率いた大刀隊

1914年より馬鳳図、馬英図兄弟は中国東北地方に赴き、現地の武術家と交流し翻子拳を修めた。

数年後、東北地方より戻った馬鳳図、馬英図兄弟は、西北軍軍閥総司令である馮玉祥将軍と出会い、西北軍に入った。馬英図は西北軍の武術総教官となった。 第二次奉直戦争中の1925年、馬英図は天津攻略の戦闘において軍功を立てた。この時、馬英図は大刀隊と呼ばれる100名強の部隊を編成し、全員に苗刀とモーゼル拳銃を持たせて、夜間、敵陣に攻め入り、一夜にして李景林将軍(李書文と孫録堂から武術を学んでいた)が率いる十数万の軍がいる天津を占領しめざましい戦果をあげた。

また日中戦争においても、多くの中国軍が旧日本軍の猛威から敗走を重ねる中、馬英図率いる大刀隊は勇猛に戦い、関東軍からも恐れられた。

皆さんで双手刀法をおこなう。

用法説明を受けながら刀法の意味を理解してから練習をおこないました。

正統な馬氏通備武術を伝授する!

武術を習うのは、老若男女とか、体力とか、学歴などは関係ない。正統な武術を身につけている師と習う門下生の熱意による協力関係により上達できるというシンプルな法則といってもよいだろう。

さて、今回指導をされた小林老師は、馬賢達老師から伝授を受けた武術を不断なく教えておられる。

かつて師・馬賢達老師が弟子の小林老師に指導されたように、老若男女を問わず、教えを請いに来た人たちに分け隔てなく指導され、身につけてもらっている。普通、日本古武術でもそうであるが、入門したばかりの人が師から直接指導を受けることができるのはほとんどまれである。

小林老師が指導をされてしばらく門下生が練習していくと、今まで武術を習ったことがない人でさえ、「こういうことだったのですか」と驚き、日本ではなかなか得られない知識さえ頭だけでなく体で体得できるようなシステムになっている。それが長年中国で修行され、中国武術最高峰の地位であられる馬賢達老師から日本で初めて師範として任命さるまでこられた小林老師ならではの指導カリキュラムだと思えてくるものである。

「いままで中国武術を練習して強くなれるとは思っていなかったが、こちらの門を叩いてから、だんだんと強くなってきてるのがわかる」「ひとつひとつ説明しながら見てくださるので、正しい動きが分かり、次回の練習の時には、また同じことを繰り返し疑問に思ってしまうことはない」などの喜びの声をいただいている。

どう指導されているのか、門下生のみなさんはどのように練習をされているのか、実際見ないとわからないものではあるが。私、門下生のひとりが見た限りでは、自分で上達したくて練習しているつもりでも、ほとんどの人がついその思いとまったく関係のない動きになってしまったりもするのである。

小林正典師範による「旋刀勢」の用法連続動作

双手刀法はまさに戦国時代の倭寇が中国の沿岸地域でこれを使って暴れまわっていただろうと想像できる荒っぽい刀法ばかりでした。

小林師範がおこなうと不気味な音が鳴りとても迫力があるとの事でした。

「朝天刀勢」とは!?

朝鮮では『転撃勢』と言われました。こうして見ると中国大陸から朝鮮半島を経て日本へ伝わってきたのが理解できます。

朝天刀勢も通備門独自の身法と螺旋の運動をうまく使って、振り下ろしてきた相手の刀を一瞬にして虚にして切り下ろしていく一触即発の刀法でした。

(注)武術は理論や技術を正しく理解しながら練習することによって上達するものであります!いくら歴史的価値があるものだからといって、正しく師事はせず本や歴史資料を読み漁ってばかりでは、何年経っても本物の技術は理解できないと改めて実感させられた合宿でした。中国武術の業界は未だにろくに練習しなくて資料を漁ってばかりでが先生と名乗る輩が実に多いので、このサイトを見られた方はご注意ください。当会は日本で唯一の中国武術最高段位であられる馬賢達老師公認の団体として正しい情報として皆様にお伝えしています。

今回の合宿は以前開催されたセミナーと同様、習ったものを皆さんで原理から研究しあいながら身につけるために実践していけるような配慮がなされていた。

今後の合宿のことですが、リクエストがあればできる限り要望にこたえようかと思います。合宿やセミナー等で受講を希望される方は、またの機会に是非ご参加ください。

おまけ・・・

皆さんで食事休憩をとっているところです。

団らんのひと時です。

このとおりお笑いもありました。

完全にお笑いに走っている2人です。

参加者の感想文

  • 年齢的な体力の不安と最近受傷した膝の怪我を抱えての参加でしたので、師範や他の皆さんに迷惑を掛けないか心配しましたが、なんとか参加し体験できて本当に良かったと思っています。

    通常では学べない双手刀や劈掛拳の十二大招など、通備武術の奥深さの片鱗に触れたように思い、これまでご指導頂いたことも含めしっかり復習しなければもったいないと再度強く実感しました。

    また、今回あの広い体育館のなかで見る師範の動きが今まで気がつかなかったほどスムーズで大きくトルクフルな強さに見えました。同じものを見ても、経験や理解の深さによって、更に違うものが見えて来ることを今更ながら感じ、これから何が見えて来るか楽しみに思っています。

    毎日仕事や生活の雑事に追われるなかでこのような魅力的な世界に触れると、もう少し体力のあった若い時に出会いたかったと思ってしまいますが、たとえこれからでも少ない時間と体力をやりくりして真剣に取り組んで行こうと決意を新たにしています。

    自主練不足でがっかりさせてばかりの出来の悪い弟子ですが、叱られているうちが花だと思い頑張りますので、今後とも変わらずご指導頂けますよう宜しくお願いいたします。m(__)m

  • 私はこの通備武芸の練習をはじめて一年半になります。今回の合宿は集中的に教えてくださったので普段の練習の5倍はきつかったです!

    まず基本の練習にはじまりそれから刀法の練習をはじめてやりました!自分は武器の練習は今回が全くはじめてでした。正直覚えられるかどうか不安は少しありました。とにかく自分は必死に食らいついてやっていこうと気持ちでいっぱいでした。はじめは日本の剣道みたいなものなのかと思いましたが実は全く違っていました。腕の力ではなく身体のねじりや身法をうまく利用している動きがありました。これからも練習を頑張っていこうと思います。

    この合宿では、中国武術の現代最高峰といわれる内容の指導をみっちりと受けられたことに非常な幸運を感じます。

    ご指導頂いた小林師範にあらためて大変感謝致します。

    ありがとうございました。

  • 週一回の練習と自主トレくらいしかやっていない38歳の私が、一泊二日で10時間程の合宿について行けるか正直言って非常に不安はありました。ですがどうしてもチャレンジしたいと思い、参加を決めました。。

    練習は「合宿」という名にふさわしい、普段以上に密度が大変濃く激しい内容で、基本も応用も何度も繰り返し、体力と精神力の限界に挑戦といった感でした。二日目最後の方はもう足がちぎれそうなくらいでした。「やはり学生の頃に比べれて体力が落ちたなあ」と実感するとともに、「この歳でもまだまだやれる!」という自信にもつながりました。2日間で体重は一気に3キロ落ちました。。

    体力的・精神的に非常に厳しい2日間でしたが、普段の生活では味わえない、何物にも変え難い充実した練習に参加でき、とても良かったです。そしてこれからの練習にも更に精進していきたいと思います。。

  • 今回の合宿は双手刀(苗刀)を指導していただけるということでとても楽しみにしていました。

    双手刀を習って驚いたことは套路の流れのなかで持ち手が頻繁に入れ替わることです。(両手から片手など)そのため多彩な攻撃ができるようになっています。

    双手刀は荒々しく実戦的な技が多く、先生が用法を丁寧に示してくださったので、昔戦場で倭寇が使用している様子が目に浮かぶようでした。

    また、身体の捻りを利用して相手の剣を流してから戻す力で斬るといった、普段練習している通備拳の身法が根底に活きているため、改めて基本動作のが大切であるということを認識しました。

    今回の合宿は普段は習えないような貴重な技術まで学べたのでとても楽しく有意義でした。熱心にご指導くださった小林先生、そして一緒に練習した皆さんにこの場を借りてお礼申し上げます。

  • 今回初めて合宿に参加させていただきました。師範の細やかな気遣いとご指導のおかげで、不安なく無事に合宿を終えることができました。山梨から自家用車で来られた熱心な方もおられましたので、一部の人たちは「これぞ合宿」「こうでなくては」と少し興奮気味でしたが。

    通備門の強烈に踏み込みながらの身法、発勁により、どんな拳法でも武器でも非常に強力な威力を発揮していけるのがわかります。

    動きを教わっては体を動かし全力で覚え、用法を教わっては自分でも体現すべく架空の的に意識を向け集中していく。相変わらず高度な練習をひたすらしてくので、集中力を切らさないために途中休憩を挟みながら練習していくご配慮はとても良かったです。

    合宿では体や脳まですべて使い切る。まさしく全身運動で限界まで追い込むような練習でしたが、体調不良者や脱落者が一人も出ず、改めて師範の指導能力の高さに驚かされました。

    普段別のクラスに所属していた人たちがこうして集まったので、話にも花が咲きました。

    今回ご指導してくださった小林正典師範、一緒に練習したみなさん、本当ありがとうございました。ご苦労様でした。

  • 合宿初めての参加となります。

    入門してから3ヶ月目ということもあり、最初は不安でしたが何とか乗り切ることが出来ました。

    翌日は全身筋肉痛でまるで年寄りみたいでした。。。

    合宿の練習内容は濃く、基本拳路第1路さえも覚えていなかった私が合宿後は第6路まで覚える事ができました。

    次の合宿にも是非参加したいとおもいます。

  • 私はまだ始めて間もないですが、先生、そして周りの人たちも丁寧に教えてくれたお陰もあり、たった二日で、普段の練習より高い密度でとても有意義な時間を過ごすことができました。

    今回の合宿で得たものを手掛かりに、これからも一層精進していきたいと思います。

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